ヘリコプタータック



ヘリタックの練習方法

まずは、いつもドウリ、微風でトライ

 このトリックこそ、微風でも強風でも練習できますので、フリースタイルを練習する方は、どんなコンディションでも練習してください。たとえ、波の中デモですよ。
 それでは、まず微風から。風速2〜5mぐらいで練習しましょう。

レッスン1、ノーマルタックから裏風を入れてみよう。

 裏風はいったら、すぐに表から風を入れて、元に戻してください。これを繰り返します。この練習で、風軸を越えて裏風を入れるコツをつかみます。裏風入れたら、その瞬間、元に戻す。すぐですよ。沢山、裏風を入れてしまったら、後ろにバックするか、転かされますよ。

レッスン2、裏風になれたら、そのままのセイルの角度でボードを回そう

さて、裏風が入るようになったら、その角度のママ(風軸からいって10度ぐらいの浅さ)セイルをイジして、少しずつボードを回転させてください。風軸を越えてアビーム(クォーター程度でもOK)に向くまでボードを回します。セイルは、出来るだけ浅めで風をまともに受けないようにします。

レッスン3、手幅を広げて、セイルをかえす

 ボードがアビームを向けばこっちの物、セイル手を広げノーマルジャイブのようにセイルを返しましょう。このとき、出来たら、クリューファーストで止めるように。

微風で出来るようになったら、中風でのトライ

 微風で何とか、こなせるようになれば少し強めでやりたくなるもの。しかし、裏風を入れたら後ろへ飛ばされたり、前につんのめったりするでしょう。風と喧嘩してしますからです。ここで、レッスン2を読み直してみてください。決してセイルに沢山風を入れないように、風軸から、ほんの10度ほど風を入れるように書かれていますよね。ボードがしっかりクォーターを向くまで風を逃がしてください。マスト手でしっかりホールドして、セイル手はプッシュしません。楽にして風を逃がします。

中風でのセイル返し

 さて、ボードもクォーターまで回りました。後はセイルを返すだけ。マスト手を楽にして、セイル手一本でセイルを返します。セイルを返すというイメージより、セイル手を押し出し、クリューの位置を所定の場所に持っていくというイメージで行ってください。所定の位置というのは、風軸を越えて約10CMのところです。このとき注意するのは、マスト手です。良くこの瞬間に力が入って風を取ってしまいます。ここでは力を抜いて風を逃がすように。クリューファーストで止めます。中風でクリューファーストで止めれるようになると、強風での成功につながります。この時点で、クリューファーストで止めれないようでは、強風では、論外です。しっかり、練習しましょう。

後は、ジャイブと一緒

 クリューファーストからの処理は、ジャイブの後半と一緒簡単ですね。

強風時のヘリタックのコツ

 強風になると、さらに全身の力を抜くようにしましょう。風に逆らわずにマスト手でトリックの前半はリードして、後半は、セイル手でリードしましょう。風が強いからと言って、力むと飛ばされます。数回うまくいっても、コンスタントに成功するには、力まない事です。


ヘリタックは、フリースタイルの基本!

 私は、とってもヘリタックがスキです。ヘリタックをメンバーさんに指導するのは、もっとスキです。このトリックと、ノーズライド、セイル360をマスターすれば、平水面でのトリックは無数に広がっていきます。ボードの芯にも乗れるようになるし、見えないはずの風の向きが、見えるようになります。
 もし、このトリックをまだ修得されていないのなら、必ず左右均等に練習してください。このための練習は、ウエーブに乗るときにも発揮されます。上手くなる最短距離です。
 どんな風でも、ヘリタックを練習してください!


ヘリタック成功への言葉

「最初、ボードは必ずアビーム近くまで回す事。」

「セールは、どのポジションでも、止められるように練習する事。」

「風が強くなると、セイル手の位置を気をつける事。」