バックループ



ヒロのバックループ成功への道

ジェイソン・ポラコウのビデオ

 1992年にリリースされた「KA−1111ジェイソン・ポラコウ」というビデオがありました。ビデオ1本まるまるジェイソンです。波乗りとフォワードとバックループのオンパレードのビデオでした。そのビデオを何百回とみてイメージを作りました。
 フォワードループの項目でもふれましたが91年にフォワードで怪我をしました。そこで、バックループなら怖くないかなと92年のオーストラリア滞在からバックループトライが始まりました。

ファーストトライは、ダブルループ!

 ジェイソンのビデオでイメージを作った私は、頭サイズの波の時に思い切ってやってみました。思いっきりのけぞるように風上へ。逆上がりの要領で足をけ上げました。そしたら、クルッとジャンプの頂点で逆上がりできて体はセイルの上に真下にセイルが、そしてその向こうには海面がありました。高さはマスト1本分以上、怖くはありませんでした。そのまま、ローテイションが続いて、2周目が始まりました。1周半まわったところで背中から着水。いきなり、ダブルバックループになってしまいました。

今思えば、あれは・・・

 ちょうど、ビデオを撮ってもらっていたので見直してみると、あれは、今で言う「プッシュループ」で、しかも、着水できずにもう半分回ってしまったものでした。当時は、プッシュループなんて知らなかったので(ロビー・ナッシュが80年代後半にやっているビデオをこの間見ました)ジェイソンのバックループと姿勢が違うと思い、逆上がりするのではなく(足をけ上げないで)上体のひねりだけでローテーションに持っていくように修正しました。(あのまま、プッシュループを極めていたらよかったですね)

具体的飛び出し方

 バックループは、波を選びます。サイドショアでホレホレの波が必要です。しかも、その波が崩れる瞬間のポイントで踏み切ります。そのポイントに合わすことができれば、あとのローテーションは、比較的簡単です。ジャンプの頂点までに風上にボードが向くように意識します。ただ波から90度弱風上方向に向けるだけです。上体は力まず、セイルは引き込まずに、やや開き気味でもOKなくらいです。下半身は、ジャンプの姿勢のまますこし体に引き寄せている程度です。

着水が大変

 バックループで最大の難所は、ランディングです。はじめの頃、バックループは、360度回わして着水するものと勘違いしていました。そのイメージでは、いつまで立っても着水できませんでした。着水できないのは、視線のせいだと思い、ロビーナッシュのバックループのように脇の下から見るように変えても着水できませんでした。ちなみにジェイソンは、肩越しに着水点を見ています。

オーストラリア人のウエズのバックループでひらめく

 それから、7年、不完全なバックループのまま、月日がたちました。そんなある日、友人でオーストラリア人のプロセイラー(ウエズ・グリーン)のビデオを見せられました。彼が簡単にバックループを着水しているのです。彼と私は、ウエーブを始めた時期が一緒で、ともにループの練習を始めた仲でした。そんな彼が!!・・・バックループの着水をあきらめかけていた私に再び闘志がわきおこってきました。

着水の秘訣

 ウエズのビデオは、すばらしいものでヘリコプターを使って撮ったシーンが数多く使われていました。しかも、バックループを真上から撮ったものまでありました。それまで、真上からバックループを撮ったビデオがなかったせいで(真下ならあります、でも真上から撮ったのです。どうやって撮ったのだろう?カメラマン大変だったろうな)、その映像は斬新なものでした。そのビデオを何度か見ている内に、自分の着水のイメージが間違っていたことに気がつきました。ボードは頂点で90度弱回して、その頂点から着水点までにあと90度回すだけだと気がついたのです。そう、沖に向かってジャンプして岸に向かって着水するだけだったのです。着水してから、あと180度回せばよかったのです。

バックループの完成

 問題は、どれだけの量、空中で回転させるかで、視線を脇から見ようが肩越しに見ようが違いがありませんでした。回転を360度回すのは論外ですが、270度でも多すぎます。着水してからセイル手に一気に風が入り、手の皮がちぎれる思いをします。やはり、ソフトにランディングするのは190〜200度ぐらいの回転の時でしょうか。
 バックループは、ランディングの角度がすべてです。日本では、サイドショアの肩以上の波があまり期待できませんから極めるのは難しいですが、飛び出しは比較的容易です。フォワードループのように飛び出しに恐怖を感じなくても良いので取っつきやすいワザでもあります。
 私もまだ、ランディングを完成させていません。継続して練習していきたいと思います。。

ルークサイバーのアドバイス(2002年7月15加筆)

 2002年4月のハワイでのルークのクリニックで教わったことを、加筆します。
 ランディングのアドバイスです。
 彼に言わすと、私のバックループのランディングフォームは、後ろ膝が伸びすぎているそうです。もっと、ノーズから着水するようにとのアドバイスをもらいました。たぶん、ノーズランディングの不安定なフォームを体が無意識のうちに拒否していて、すこしフラットなランディングになっていたのが、着水できない大きな要因だったのでしょう。
 ハワイではスタボーの風であまり、試せなかったけど、来シーズンの、オーストラリアでは、ばりばりバックループ着水しちゃうぞ!楽しみだ!!!


バックループ成功へのキーワード

「波がほれて崩れる0.1秒前のポイント1点だけを狙う事。」・・・・・・飛び出すポイントは、1ヶ所だけ。バックループは波選びで飛行時間が決まる。

「飛び出すと、力まない。セイルを引き込まない。」・・・・・・・頂点までにセイルを引き込まないこと。レールに乗ったように同じ横回転の速度をキープすること。飛んでいる途中でよけいな動作はいらない。

「90度回したら、あとは、90度落ちながら回すだけ。」・・・・・・・たくさん回すわけではない。頂点からほんの90度残りの時間を使って回すだけ。回しすぎると手の皮めくれるか、ヒザに衝撃がくるよ。

「ただ、回しすぎないこと。・・・ほんとにそれだけ。」・・・・・・・・・ホントそれだけです。

「着水は、しっかりノーズランディングすること。」・・・・・・・・・BY ルークサイバー